【編集スパルタ塾】ソーシャルグッドは、もういらない!?-BRUTUS西田善太編集長-

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久しぶりのブログ更新。

今まで「地域×マーケティング」を軸にブログや寄稿を執筆していましたが、自分の中でまだまだ企画力や編集力を上げたいと思い編集講座に通い始めました。なので、やや趣向を変えて、軸は「地域」としながらもその編集塾で学んだ「企画/編集」についてこのブログでも紹介していきます。

菅付雅信の編集スパルタ塾って?

では早速、まずは通い始めた『菅付雅信の編集スパルタ塾』についてご紹介。(こちらの年間セミナーに弊社バージョンアップ支援制度を使い通い始めました。池田社長ありがとうございます!)

 

 

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そして、なんといっても講座の魅力は以下の豪華講師陣。

『ブルータス』編集長:西田善太氏
『新潮』編集長:矢野優氏
『文藝春秋』編集局長:鈴木洋嗣氏
思想家/ゲンロン代表:東浩紀氏
電通 クリエイティブ・ディレクター:高崎卓馬氏
United Editors/元『ブルータス』編集長/元ヴォーグ・ジャパン編集長:斎藤和弘氏
『朝日新聞』ブランド推進本部:島津洋一郎氏
風とロック:箭内道彦氏
光文社『VERY』編集長:今尾朝子氏
電通クリエーティブ・ディレクター/クリエーティブ・テクノロジスト:菅野薫氏
Tha 中村勇吾さん
サン・アド エグゼクティブ クリエイティブ ディレクター/アートディレクター:葛西薫氏
博報堂ケトル代表/クリエイティヴ・ディレクター:嶋浩一郎
numabooks:内沼晋太郎

正直去年は講師陣の豪華さと課題のエグさを聞いていたため、ビビって申し込みをしなかったのですが「今年こそは、、!」と思い、申し込みました。

この講座のスパルタ具合は予想以上で、2週間前に講師から事前課題が出題⇒本業をしながら2週間で提案資料にして提出⇒講座当日は受講生約40~50人の中から10名が選ばれゲスト講師の前で3分間のスパルタプレゼン。(講師によってはビールを飲みながらのかなりのカジュアルさ)⇒かなりの厳しい評価を頂く⇒また数週間後に課題が出題⇒繰り返し。

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しかも、このスパルタプレゼンですが、ただ課題を発表するわけではありません。言わば超一流の講師陣への本気の提案機会。講師陣が今悩んでいることや考えていることが課題になるので、実際に良い提案であれば参考にして頂けることもあるので尚更気合が入ります。

第一回目のゲスト講師はBRUTUS編集長の西田善太さん。課題は「BRUTUSの8月号の特集を考えよ」。ありがたいことにプレゼンターのひとりに選ばれ、課題に対して提案をさせていただきました。

 

そして、私が今回提案したのが「初めての、芸術祭」特集。過去BRUTUSの8月号の特集を振り返ると共通項としてあるのが「ふらっと出掛けられる」テーマ。「わざわざいきたくなるホテル。」や「美しき村へ。」「自然観を巡る、心を鎮める旅。」といったテーマを8月に取り扱っていることから、なにかしたら「出掛ける」ことを誘うような企画にできればと思い、自分の得意分野を掛け合わせることから企画を考え、西田善太編集長にぶつけてみました。下のスライドが自分が提案した内容です。

ソーシャルグッドはもういらない!?面白いことをしろ!

自分の企画を含め、提案者プレゼン後に西田さんに言われた強烈な一言。

「なんで君たちの世代は社会にいいことをしようとするの?もっと面白いことをしようと思いなさい。芸術祭なら、アートど真ん中を軸に企画を立てて展開した方が面白くなる。それなら、数ヶ月アーティストに密着取材をして、ネットで検索しても出てこない情報を踏まえて企画に落とし込まないと面白くならない。」

僕はこの言葉を受けて、「ソーシャルグッド」が発想の起点になっていることの面白くなさに気づきました。つまり、企画の出発点が「面白い」ではなく、「社会にいい事をしよう」と発想してしいるのです。

ちなみに、「ソーシャルグッド」をディスってるわけでもないのですが、おそらく西田編集長自身そいうった「世代や世の中のムード」を踏まえて言ったのだと思います。どうしてもっと世の中にある面白いモノに目を向けたり、世の中のモノやコトをどう面白くすることができないのかと。

(ちなみに繰り返しにはなりますが、この編集スパルタ講座は講座中に編集長がビールを飲んで若干酔っ払っているので、かなり言いたい放題な側面もあります笑 だからこそ講師も提案に対して本音で語ってくれます。)

企画は飛距離だ!

あれ、これって今の地域やローカルプロジェクトにも言えることなんじゃないかなあと思います。地域のプロジェクトに関わっているとある「良い事してます感」。

それに満足していてもなにも地域は変わらないし、まずはどれだけ編集企画が面白いのか、つまり飛躍出来ているかが良い企画として成立する条件だと思います。

さらに、この編集塾の発起人&編集者の菅付雅信さんは企画は飛距離だと言います。「戦略から組み立てた現実的な企画」と「大きく飛躍した企画」。その間の着地点を探すところから本当の編集企画は始まるのだと。

最後に、総評のときに西田編集長が紹介してくれた2000年出版の「安藤忠雄があなたの家を建ててくれます」。

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実際に雑誌の中にはBRUTUS編集部宛の希望ハガキが入っており、内容によっては実際に建築家安藤忠雄氏に家を建ててしまう編集企画。これほど読者がわくわく妄想する企画はないなあと。

まさに、面白いことをまずはやる。その先にあくまでおまけでソーシャルグッドがあるのであり、それが世の中に価値ある編集企画になるのではないか。そう思わせてくれる講座でした。

次回の編集スパルタ塾編はVERY今尾朝子編集長。
乞うご期待ください!

大崎龍史(オオサキリューシ)
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アイキャッチ画像及び記事掲載中画像:BRUTUSホームページよりスクリーンショット掲載

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