社会人としての1年目が終わり、今日4月1日から2年目を迎えます。
正直、自分の中でなかなか折り合いがつかない社会人1年目。その経験も踏まえ、自分の中での変化を交えながら、この2年目をどう過ごしたいのか紡ぎ出してみました。以下、この2年目に向けて所信表明をします。
1. 師から学び、仲間から学ぶ
この1年間で、先輩、同期、後輩たちと学び合いたいという思いが強くなりました。
その背景には、私が一番尊敬する人、明治維新立役者の坂本龍馬の影響があります。
龍馬が作った海援隊(旧名:亀山社中)。日本初の会社として、「規律を守る、利益を最大化する」などの機能を持ち、薩長同盟、大政奉還を成し遂げ、今の日本の基盤を作り上げました。
そして、あまり知られていないかもしれませんが、その根底には「仲間とともに学び合う場を創出すること」を大切にする文化がありました。そのことも含めてチーム、そして会社の仲間とともに学び合いながら、世の中を変えるような仕事ができればと思います。
2. 世の中のことを知るための学問をする
今年は自分がやりたい地域のことは、ほとんどしません。
この1年間で、自分が地域のことしかしらない「地域バカ」になっていたことに気づきました。
たしかに東日本大震災以降、東京対地域という対極構造において、時代は少し地域に傾いています。東京にいる人たちはあまり気付いていませんが、世の中は確実に動き始めています。そこに対して、すごく自分の中で疑問がありました。あれ、今やりたいことって、地域にあるんじゃないのかと。
いつまでも東京に縛られても、新しい発想なんて出てこないんじゃないだろうか。それは、シリコンバレーのような環境のある徳島の神山や、アートの最前線である瀬戸内国際芸術祭など、実際に肌で感じたことでした。それに、いつでも帰ってきて一緒に仕事をしようと声をかけてくださる香川県の方々の声に甘えていました。そして、実際に外部のプロジェクトをやっている中で、東京での仕事に対して言い訳していた部分が少なからずありました。
東京でやっていることが、地方でどう生きるのだろうか?もちろん、東京で今の会社で経験することが一生自分を支えるとは頭では理解していました。けれども心が納得するのに、すごく時間がかかりました。
そして、弊社先輩から学問の大切さを学びました。学問は、何も学校で教わる内容みたいなものではありません。あらゆる分野に精通するために、実際に足を運んだり、書物から経験できるものを吸収していくという意味。
歴史、デザイン、アート、建築、映画、音楽、政治、それらが総合的に繋がって、やっと自分がやりたい「地域を変える仕事」ができると思います。だからこそ、地域づくりや都市計画は一旦頭の片隅においておき、それ以外の学問をする1年間にしたいと思います。
3. 世の中に自分の意見を問う
これは簡単にいうと、自分の意見を発信する機会をつくり続けるということです。今続けているブログに加え、出来ればワークショップをするなどして、自分の地域に対する意見を世の中にぶつけていきたいです。地域のことは極力やらないと上で述べましたが、ブログだけは続けていこうと思います。そして、今、このブログを読んでくださっているあなたと意見を交えながら、より面白い意見やアイデアを一緒に作っていければと思います。
4. 志を持ち続ける
最後に、志を持ち続けること。
ただの意識が高い若者なら、世の中にたくさんいます。ただ、彼らと同じ生き方をしていてもしょうがない。そうならないために、志を持ち続け、この1年間を4年分だと思って生きてみようと思います。そして、できるだけ多くの失敗をしようと思います。世の中に、より影響のある仕事をしたい。この1年、先輩、同期、後輩たちと少しでも世の中を変える仕事が出来れば幸いです。
とりとめのない文章、最後までお読みいただきありがとうございました。
2015.4.1 – 大崎龍史